比良おろしに負けない屋根って?京都・滋賀で選ばれる理由

比良おろしに勝てる屋根はこれだ。
京都・滋賀で「スーパーガルテクト」が選ばれる科学的な理由

皆様、こんにちは。京都市山科区の総合リフォーム会社・株式会社RIzaimです。

真冬の深夜2時。布団に潜り込んでウトウトしていたら、突然「ミシッ…ミシミシッ」と家が軋む音が響く。…ドキッとしますよね。比叡おろしが吹き荒れる夜は、正直ちょっと怖いものです。

「この風、うちの屋根は大丈夫なんだろうか」なんて、つい天井を見上げてしまう方も多いのではないでしょうか。

あるいは、夏。京都盆地特有のあの蒸し暑さの中、2階の寝室がまるでサウナ状態になって、エアコンをガンガンに効かせても汗が引かない…。そんな経験、ありませんか?

実はこれ、屋根材を変えるだけで劇的に改善できる可能性があるんです。

「いやいや、屋根なんてどれも同じでしょ?」と思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。京都・滋賀という土地は、屋根にとってかなり過酷な環境なんですよ。強風、猛暑、そして琵琶湖からの湿気。この三重苦に耐えられる屋根材は、実はそう多くありません。

「うちの屋根にはどんな素材が合うの?」「金属屋根って夏暑くて、雨音うるさいんじゃないの?」——そんな疑問、当然ですよね。

今回は、京都・滋賀エリアで近年グングン注目度が上がっている屋根材「スーパーガルテクト」について、メーカーカタログの数値だけじゃなく、滋賀県の過去の気象データや建築基準法に基づく施工仕様まで照らし合わせながら、プロとして忖度なしでお話しします。

日本の伝統的な屋根と現代建築

なぜ京都・滋賀で「スーパーガルテクト」なのか?
地域データが語る必然性

「スーパーガルテクトが良い屋根材だ」という話、ネットでよく見かけますよね。

でも、本当に知りたいのは「うちの地域で使えるのか」「この気候に耐えられるのか」ということじゃないでしょうか。ぶっちゃけ、東京で評判が良くても、滋賀の比良おろしに耐えられなきゃ意味がないわけです。

結論から言いますね。スーパーガルテクトは、京都・滋賀特有の「強風」「酷暑」「湿気」という三重苦に対して、科学的に理にかなった性能を持っています。

【対・比良おろし】最大風速57m/s vs 耐風性能65m/s

滋賀県にお住まいの方なら、「比良おろし」という言葉、聞いたことがあるでしょう。比良山地から琵琶湖に向かって吹き降りる、あの局地的な強風です。冬から春にかけて、本当に猛威を振るいますよね。

1997年、JR湖西線で列車が横転する事故が起きました。そのときの推定最大瞬間風速は約57m/s。ちょっと想像しにくい数字かもしれませんが、電車をひっくり返すほどの風が、この地域には吹くということです。

  • 57m/s
    比良おろし推定最大値
    (1997年JR湖西線事故時)
  • 65m/s
    スーパーガルテクト
    耐風性能
  • +8m/s
    比良おろしを上回る
    安全マージン

記憶に新しいのは2018年の台風21号でしょうか。彦根で46.2m/s(これ、観測史上1位なんです)、京都でも39.4m/sを記録。京都府・滋賀県合わせて約14,000棟もの住家が被害を受けました。

風速の目安 状況
30m/s 屋根材飛散リスクが顕著に増加
39.4m/s 2018年台風21号・京都での記録
46.2m/s 2018年台風21号・彦根での記録(観測史上1位)
57m/s 比良おろし推定最大値(1997年JR湖西線事故時)
65m/s スーパーガルテクトの耐風性能

この強さの秘密は「嵌合(かんごう)式構造」にあります。屋根材同士が上下で深く噛み合って、1枚ずつバラバラに載っているんじゃなく、隣り合う屋根材と一体化する。だから広範囲の風圧を分散できるんです。重い瓦を「置いているだけ」の自重による安定とは、根本的に違う仕組みなんですよ。

モダンな住宅の屋根

【対・盆地の酷暑】断熱材一体型が「夏の2階」を変える

「金属屋根って夏暑いんじゃないの?」——これ、本当によくいただく質問なんです。確かに、普通の金属板を屋根に載せたら、直射日光で表面温度は70℃以上にもなります。

でも、スーパーガルテクトはただの金属板じゃないんです

  • 1
    遮熱塗装

    表面温度を約15℃低減する特殊塗装

  • 2
    SGL鋼板

    従来の約3倍の耐食性を持つ次世代素材

  • 3
    ポリイソシアヌレートフォーム

    最大16mm厚の高性能断熱材を一体化

この製品の最大の特徴の一つが、断熱材一体型という構造。鋼板の裏面に高性能断熱材「ポリイソシアヌレートフォーム」が最大16mm厚で裏打ちされていて、熱貫流率は1.43W/㎡Kという優れた数値を記録しています。

わかりやすく言えば、魔法瓶のような屋根だと思ってください。熱いものは熱いまま、冷たいものは冷たいまま保つ。あの仕組みが、屋根の上で働いているイメージですね。

京都盆地って、夏は35℃を超える猛暑日が続くでしょう?かと思えば冬は0℃を下回る底冷え。年間の寒暖差は実に30〜35℃にもなるんです。この極端な温度変化に対して、断熱材一体型の構造は夏の遮熱と冬の保温、両方で効果を発揮してくれます。

琵琶湖の風景

【対・琵琶湖の湿気】SGL鋼板が「サビ」と「凍害」を防ぐ

大津市や湖西エリアにお住まいの方からは、「湖の近くだからサビが心配」「冬の凍結で屋根が傷まないか」というご相談をいただくことがあります。これ、ごもっともな心配なんですよ。

まず「凍害」について説明させてください。スレート屋根や瓦って、実は水を吸う性質があるんです。吸水率は製品によって違いますが、粘土瓦だと10%以上になることも。この吸い込んだ水分が冬の夜間に凍結して、膨張と収縮を繰り返す。すると、屋根材の内部構造が徐々に破壊されていきます。

  • 40cm
    滋賀県湖西エリア
    年間最大積雪深
  • 2m超
    湖北・柳ヶ瀬
    過去最大積雪記録
  • 3
    SGL鋼板の耐食性
    (従来ガルバリウム比)

一方、スーパーガルテクトは金属屋根ですから、吸水率はほぼゼロ。水を吸わなければ、凍って割れることもない。凍害とは無縁の素材なんです。

次に「サビ」についてですが、スーパーガルテクトに使われているのは「SGL(エスジーエル)鋼板」と呼ばれる次世代素材です。従来のガルバリウム鋼板に、約2%のマグネシウムを添加することで、耐食性が従来の約3倍に向上しています。

性能を台無しにしないために。
「施工技術」で見る業者選びの基準

ここまで、スーパーガルテクトの優れた性能についてお伝えしてきました。でもですね、ここからが大事な話なんです。

どんなに良い製品でも、施工が適切でなければその性能は発揮されません。むしろ、製品選びと同じくらい——いや、それ以上に——「誰が工事をするか」が重要だと私は考えているんです。

その見積もり、「ビスピッチ」は適正ですか?

「手抜き工事をどう見抜けばいいの?」というご質問をいただくことがあります。実は、一つの明確な判断基準があるんですよ。それがビスピッチです。

ビスピッチとは、屋根材を下地に固定するビス(ねじ)の間隔のこと。アイジー工業の標準施工仕様では、455mm以下と明記されています。この数値を守っているかどうかが、施工品質の分かれ目になるんです。

【図解】ビスピッチと耐風性能の関係
【図解】ビスピッチと耐風性能の関係

見積もりを取る際には、こう聞いてみてください。

「ビスピッチは何mmで施工しますか?」
「強風対策として追加の補強はありますか?」


具体的な数字で答えられる業者かどうか。これが一つの目安になるでしょう。

保証対象外になるかも?「純正役物」と「下地」の罠

複数の業者から見積もりを取ると、金額に大きな差が出ることがあります。「安いに越したことはない」——そう思われる気持ち、よくわかります。でも、極端に安い見積もりには理由があることを忘れてはなりません。

純正品を使わないと保証が無効に

スーパーガルテクトには「穴あき保証25年」「赤さび保証20年」「塗膜保証15年」という手厚い保証が付いています。でもこれ、メーカー指定の純正役物を使用して、施工説明書に従った工事を行った場合に限られるんです。純正品を使わなければ、せっかくの長期保証が無効になってしまいます。

また、屋根には勾配(傾斜)の制限もあります。スーパーガルテクトは2.5寸(約14度)未満の緩勾配屋根には施工できません。勾配が緩すぎると雨水の流れが滞って、嵌合部から毛細管現象によって浸水するリスクがあるためです。

屋根工事の様子

【正直レビュー】
デメリットと費用の真実

ここまでスーパーガルテクトの良い点をお伝えしてきましたが、当然ながらデメリットも存在します。良いことばかり書いて「話が違う」と思われては本末転倒ですから、正直にお話ししますね。

初期費用はスレート塗装の2倍?長期コスパで検証

最も気になるのは、やはり費用でしょう。一般的な30坪住宅の場合、スレート屋根の塗装は40〜60万円程度で済みます。一方、スーパーガルテクトによるカバー工法は100〜160万円、既存屋根を撤去する葺き替えなら150〜200万円が相場です。

【グラフ】30年間トータルコスト比較
0 50 100 150 200 費用(万円) 初期 40-60万 10年後 40-60万 20年後 40-60万 120-180万円 +葺き替えリスク スレート塗装 (定期塗装メンテナンス) 初期費用 100-160万円 (カバー工法) 15年目点検:�微 100-160万円 +軽微な維持費 スーパーガルテクト (カバー工法・高耐久) 塗装工事(3回実施) カバー工法(1回のみ) リスク・追加費用発生の可能性 ※30坪住宅を想定した試算。実際の費用は屋根の状態や業者により変動します

初期費用だけを見れば、確かに2〜3倍の開きがあるんですよね。でも、ここで考えていただきたいのが長期的な視点なんです。

項目 スレート塗装 スーパーガルテクト
(カバー工法)
初期費用 40〜60万円 100〜160万円
10年後 再塗装40〜60万円 メンテナンス不要
20年後 再塗装40〜60万円 点検・部分補修程度
30年トータル 120〜180万円
+葺き替えリスク
100〜160万円
+軽微な維持費

30年スパンで見ると、トータルコストはスレート塗装と同等か、むしろ安くなる可能性があるんですよ。もちろん、これはあくまで一般的な試算であり、建物の状態や立地条件によって異なります。

雨音・傷・保証の落とし穴

「金属屋根は雨音がうるさい」というイメージ、お持ちの方も多いでしょう。これ、半分正解で半分誤解なんです。

確かに、金属は構造上音を伝えやすい性質があります。でも、スーパーガルテクトは断熱材一体型で、このポリイソシアヌレートフォームが雨の振動を吸収してくれる。さらに、カバー工法で施工すれば既存屋根との二重構造になるため、遮音性はさらに向上します。

アイジー工業の実験によると、豪雨(106mm/h)でも室内では「ささやき声程度」に低減されるとのこと。ただし、完全な無音ではないという点は正直にお伝えしておきます。

保証対象外となるケース

  • 海岸線より500m以内の地域
  • 太陽光発電パネル設置に起因する不具合
  • 維持管理を怠った場合の損傷
  • 台風・地震・雹等の自然災害による被害
  • 施工説明書に従わない施工

特に太陽光パネルとの関係は見落としがちなポイントです。将来的にパネル設置をお考えの方は、事前に確認されることをお勧めしますよ。

美しい住宅外観

まとめ:
30年先を見据えた屋根選びを

長くなりましたが、今回お伝えしたかったポイントを整理しますね。

この記事のポイント

  • 京都・滋賀特有の「風・熱・湿気」に対して、スーパーガルテクトのスペック(耐風65m/s・断熱材一体・SGL鋼板)は科学的に理にかなっている
  • その性能は「正しい施工(ビスピッチ455mm以下遵守・純正部材使用)」があって初めて発揮される
  • 初期費用は決して安くないが、30年住み続けるなら「未来への投資」として賢い選択になり得る
  • 保証対象外の条件(海岸500m以内、太陽光パネル等)は、事前に確認が必要

屋根は、家族の命と財産を一番近くで守る盾です。「軽いから」「安いから」という理由だけで選ぶんじゃなく、この地域の厳しい自然に「勝てる」屋根を選んでいただきたい。そして、その性能を100%引き出せる職人に出会えることを、心から願っています。

「うちは施工できる?」
「適正価格か知りたい」と思ったら

屋根の形状や劣化状況によって、最適な施工方法は一軒一軒異なります。
「スーパーガルテクトが良さそうだけど、うちの屋根に合うのかな?」
「見積もりが適正かどうか判断できない」
——そんな疑問をお持ちでしたら、まずは地元の気候を知り尽くしたプロによる屋根診断を受けてみませんか?


Re:staでは、京都市山科区を中心に、京都・滋賀エリアの屋根リフォームをサポートしております。
ご相談・お見積もりは無料です。

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