エコキュート増産!?

エコキュート在庫復活? 給湯器交換の重要性

9月に入っても夏を思わせるような暑い日が毎日つづいてますが、皆様お変わりありませんか?
まだまだ暑いとはいえ、もうすぐ秋が訪れ気温が下がってくる季節。そんな季節には、我々の日常生活に欠かせない給湯器の重要性が際立ちます。今回はそんな給湯器のお話。

数年前、『エコキュートが急に壊れたので問い合わせてみたけど、在庫がないと言われた』『どこに問い合わせても在庫がなくて、今からだと3ヵ月以上待つことになると言われた』など給湯器の在庫がないという報道が世間を賑わせませした。
コロナウイルスが流行し始めた2020年の3月ごろに一部メーカーのエコキュートの供給がストップし全く入荷しなくなったため、まだ在庫のある他メーカーのエコキュートに注文が殺到し当然そのメーカーも受注がパンク、最終的にはどのメーカーのエコキュートも市場からなくなってしまうということが起こったのです。

このエコキュートの不足、実は半導体の不足に直結しています。

半導体、通称マイクロチップとも呼ばれるこの技術は、電化製品や自動車の制御部品など様々な分野で広範に使用されているのですが、新型コロナウイルスの感染拡大による半導体工場の一時閉鎖や、東南アジアでの供給不足、人材不足、そしてウクライナ情勢の影響により、世界的に半導体供給が不足しています。
エコキュートは、お湯の湧き上げの制御などに半導体技術を必要とする製品の一つです。そのため、半導体の供給不足がエコキュートの不足を引き起こす一因となりました。


さて、エコキュートの納期遅れ、在庫不足はいつまで続くのでしょうか?


2023年8月26日の新聞で『パナソニック、エコキュート増産』の記事が目にとまりました。この記事によると、

  • エコキュートの生産台数を2025年度までに22年比1.7倍の年間30万台に引き上げる方針を明らかにした。
  • 国内向けの製造を一手に担う草津工場(草津市)の生産体制を強化する。
  • 需要増を見据え、生産設備やラインの増強などの投資を検討する。

また、草津工場で説明会を開いたパナソニック空質空調社水ソリューションズビジネスユニット長は『エコキュートを通じ、国内の脱炭素化に貢献していきたい。』と話されたそうです。

ようやく給湯器の需給状態も改善されていきそうですね!
ただいつまた何が原因で、半導体不足から給湯器不足といった状況になってしまうとも限りません。ですので古くなった給湯器は定期的にメンテナンスをおこなったり、必要に応じて早めの交換をしてくださいね!
今年の残暑はことのほか体にこたえますが、どうかお体におさわりのないようお過ごしください。

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