今年の敬老の日は”変化球”で感謝を!予算10万円で実現する、本当に喜ばれる『実家の安心プチリフォーム』プレゼント3選
皆様、こんにちは。京都市山科区の総合リフォーム会社・株式会社RIzaimです。9月が近づくと、カレンダーの「敬老の日」の文字がプレッシャーをかけてきませんか?「去年は高級和菓子、一昨年はマッサージ機…もうネタ切れだ!」と頭を抱える、親孝行なあなたへ。今年のプレゼントは、少し視点を変えて、”消えモノ”や”置きモノ”ではなく、親御さんの「これからの毎日」を支えるプレゼントはいかがでしょう。

【安心の第一歩】転ばぬ先の「お守り手すり」という贈り物
まず検討すべきは、家の中の転倒リスクを劇的に減らす「手すり」の設置です。これは、単なる棒ではなく、日々の動作を支える”お守り”のような存在になります。厚生労働省の統計によれば、高齢者の家庭内事故の多くは「転倒」が原因なんです。特に、玄関での靴の脱ぎ履き、夜中のトイレへの移動、滑りやすい浴室など、慣れた場所ほど危険が潜んでいることをご存知でしょうか?ここに一本の手すりがあるだけで、事故のリスクを大幅に減らせることが科学的にも示されているんですよ。

例えば、玄関に縦横一本ずつ手すりを設置する場合、費用は工事費込みで3万円〜5万円程度が相場となっています。トイレのL字型手すりも同様の予算感で設置可能ですね。わずか半日程度の工事で、毎日の「よっこいしょ」が「すっ」と楽になり、ご両親の心理的な安心感は計り知れません。介護保険の住宅改修制度を使えば、自己負担はさらに軽くなるという嬉しい事実も!
このように、手すりは費用対効果が非常に高い「安心を贈るプレゼント」の代表格。まずは家の中の危険ゾーンをチェックすることから始めてみてはいかがでしょうか。
手すり設置のポイント
- 玄関エリア:靴の脱ぎ履きや荷物を持った状態での動作をサポート
- 廊下:夜間の移動時に体を支える連続的なサポートラインを形成
- トイレ:立ち座りの動作を楽にするL字型がおすすめ
- 浴室:滑りやすい環境での転倒を防ぐ最重要ポイント
【夜道の灯台】暗がりを自動で照らす「おせっかい照明」
次におすすめなのが、夜間のヒヤリハットを防ぐ「人感センサー付き照明」です。少々おせっかいなくらいが、夜間の安全にはちょうど良いのです。加齢とともに視力は低下し、若い頃は何ともなかったわずかな段差や暗がりが、転倒の引き金になってしまいます。特に、寝室からトイレへの動線は、最も事故が起きやすい危険なルートの一つと言われているんですよね。真っ暗な中でスイッチを探す手間も、実は大きなストレスになっているかもしれません。

このリフォームは驚くほど手軽なんです!既存の照明器具の電球を人感センサー付きのLED電球に交換するだけなら、1個1,500円〜3,000円程度から始められます。廊下、階段、トイレの電球をこれに変えるだけで、夜中に目が覚めてもスイッチを探す必要がなく、足元がパッと明るくなるという優れもの。消し忘れもなくなるので、電気代の節約という思わぬ親孝行までできてしまうんです。
つまりこの「おせっかい照明」は、「安全」と「節約」を同時にプレゼントできる、一石二鳥の賢い選択と言えるでしょう。お財布にも地球にも優しい、まさに現代的な親孝行の形ですね!
人感センサー照明の設置おすすめ場所
- 廊下:寝室からトイレまでの動線を明るく照らす
- 階段:上下両方に設置して、段差をしっかり認識できるように
- 玄関:帰宅時や外出時の安全を確保
- トイレ:夜間の利用時に自動点灯で快適に
【”またぐ”をなくす】玄関の小さなバリアを解消する「思いやり段差ケア」
毎日の「いってきます」と「ただいま」をスムーズにする、玄関の「段差解消」も非常に喜ばれるリフォームです。日本の住宅に多い玄関の上がり框(あがりかまち)は、元気な時には気づきにくいですが、足腰の力が少し弱ってくると、想像以上に高いバリアになるんですよ。この「またぐ」という動作が、ふらつきや転倒の大きな原因となってしまいます。実は、玄関での転倒事故は初回転倒者に多く見られる傾向があるというデータもあるんです。
大掛かりな工事は不要ですよ!玄関の内側の段差を緩やかにする「式台(踏み台)」を設置するリフォームなら、3万円〜5万円程度の予算で実現できます。これにより、腰掛けて靴を履いたり、手すりと組み合わせて安全に昇り降りしたりすることが可能になるんです。まるで玄関が、小さな縁側のようなコミュニケーションの場に変わるかもしれませんね。
この小さな改修は、日々の外出の心理的なハードルを下げ、ご両親の活動的な生活を応援する、未来へのプレゼントとなるはずです。
段差解消の方法と予算目安
- 式台設置:3〜5万円で簡単に設置可能
- 携帯型スロープ:1.5〜4.5万円で取り外し可能なタイプ
- タッチスロープ:3,000〜15,000円で小段差に対応
- 固定式スロープ:より本格的な改修として15万円〜

【大切なステップ】親御さんの気持ちに寄り添う「伝え方」のヒント
どんなに素晴らしいプレゼントも、親御さんに気持ちよく受け取ってもらえなければ意味がありません。実は、この「伝え方」が最もデリケートで重要なステップかもしれません。「年寄り扱いしないでほしい」「子どもにお金を使わせるのは申し訳ない」。そうした言葉の背景には、心配をかけたくないという親心や、ご自身の変化に対する複雑な思いが隠れていることがあります。そのため、真正面から「危ないから」と説得しようとすると、かえって心を閉ざされてしまうことも少なくありません。
そこで、伝え方の工夫として、話の主語を「親」から「私たち子ども」に変えてみるのはいかがでしょうか。
例えば、「お父さんやお母さんのことが心配で。もし何かあってからだと、私たちが後悔してしまう。だから私たちの安心のために、敬老の日のプレゼントとして、このリフォームを受け取ってもらえないかな?」というように、”親のため”だけでなく”自分たちが安心したいから”という気持ちを素直に伝えてみるのです。
大切なのは、一方的に「提案」するのではなく、「一緒にこれからのことを考えたい」という相談のスタンスです。親御さんの尊厳を尊重し、家族みんなで将来の安心について話し合うきっかけとして捉えることが、きっと良い方向へ進む鍵となるでしょう。
効果的な伝え方のポイント
- 他の家庭の例を出して普遍化する
- 選択肢を複数提示して親に選んでもらう
- 介護保険の活用で費用負担が軽いことを伝える
- 「転ばぬ先の杖」など、なじみのある言葉を使う
予算10万円でできる組み合わせプラン
プラン1:基本安全重視型(約9.5万円)
- トイレL字型手すり35,000円
- 玄関縦横手すり40,000円
- 人感センサーLED電球(4個)8,000円
- 玄関式台設置12,000円
最も転倒リスクの高い箇所に集中投資するプランです。日常動作の安全性を基本的なレベルで確保できますよ。
プラン2:照明強化型(約9.8万円)
- 玄関人感センサー器具25,000円
- 廊下・階段センサーLED(5個)10,000円
- トイレ手すり45,000円
- 浴室手すり18,000円
夜間移動の安全性を最優先とするプラン。視覚機能の低下した高齢者にとって特に有効ですね。
プラン3:総合バランス型(約9.9万円)
- 廊下手すり3m40,000円
- 人感センサーLED(4箇所)8,000円
- タッチスロープ設置:8,000円8,000円
- トイレ手すり35,000円
- 浴室簡易手すり8,000円
各改修項目をバランス良く組み合わせた実用的なプラン。住環境全体の安全性を底上げできます。
価格に関する重要なお知らせ
ここでご紹介した価格は、あくまで一般的な目安であり、最低ラインに近い金額です。実際の費用は、お住まいの状況によって大きく変動する可能性があります。例えば、壁の下地補強が必要な場合、部材のグレードアップを希望される場合、建物の構造上特殊な工事が必要な場合などは、追加費用が発生します。また、地域や業者によっても価格差があるのが現実です。
そのため、実際にリフォームを検討される際は、必ず複数の業者から見積もりを取り、現地調査をしてもらった上で正確な費用を確認することをおすすめします。予算に余裕を持って計画を立てることが、満足のいくリフォームへの近道となるでしょう。
介護保険制度を活用してさらにお得に
介護保険の住宅改修費支給制度を利用すれば、生涯限度額20万円の範囲内で、費用の7〜9割が給付されます。ただし、この制度を利用するには要支援・要介護認定を受けていることが必須条件となります。自己負担割合は所得に応じて1割〜3割と変動しますが、多くの方は1割負担が適用されるため、20万円の改修なら実質2万円程度の負担で済むケースが多いんです。もちろん、所得が高い方は2割(4万円)や3割(6万円)の負担となる場合もあります。
申請には事前承認が必要ですが、ケアマネージャーと相談しながら進めれば、スムーズに手続きができますよ。転ばぬ先の杖という言葉もありますし、早めの準備が肝心ですね。
まとめ:今年の敬老の日は「安心」をプレゼント
今年の敬老の日のプレゼントとして、形には残らないけれど、心に深く刻まれる「実家のプチリフォーム」という選択肢をご紹介しました。手すり、センサーライト、段差解消。これらは単なる改修ではなく、ご両親のこれからの暮らしに「安心」という価値を添える、最高の贈り物です。予算10万円という投資で得られるのは、日々の安全と家族の笑顔、そして何物にも代えがたい「親孝行ができた」という満足感。このプレゼントの本当の価値は、工事そのものではなく、これをきっかけにご両親と「これからの暮らし」について話し合う貴重な時間を持つことにあります。それはきっと、どんな高価な品物よりも心に残る、忘れられない敬老の日になるはずです。
「うちの場合は、どこから手をつけるべき…?」と迷ったら、まずは専門家に相談してみるのが一番です。お住まいの地域にある「地域包括支援センター」では介護の専門家が無料で相談に乗ってくれますし、信頼できる地元のリフォーム会社は、住まいのプロとして最適なプランを提案してくれます。
リフォームのご相談は株式会社RIzaim(リザイム)へ
京都市山科区を中心に活動する株式会社RIzaimでは、ご家族の想いに寄り添った住環境改善のご提案をさせていただいております。お気軽にご相談ください。今年の敬老の日が、ご家族にとって特別な一日になることを心から願っています!