京都の住まいを守るレジリエンスリフォーム|5つの対策で安心

京都の住まいを災害から守る!
レジリエンスリフォーム完全ガイド

株式会社RIzaim | 京都市山科区の総合リフォーム会社

京都の伝統的な住宅街
皆様、こんにちは。京都市山科区の総合リフォーム会社・株式会社 RIzaim です。今年も暑い夏がやってきそうですが、いかがお過ごしでしょうか?

近年、日本各地で自然災害が頻発する中、「まさか我が家は大丈夫だろう」という考えは、もはや通用しなくなってきていますね。実は京都も、南海トラフ地震の影響が予想される地域であり、豪雨による被害も増加傾向にあります。大切な家族と財産を守るためには、災害に強い住まいづくりが必要不可欠な時代となりました。

今回は京都の住まいに特化した災害対策リフォーム「レジリエンスリフォーム」について、実践的なアドバイスをお届けいたします。普段の快適な暮らしを保ちながら、万一の災害にも備えられる住まいづくりのポイントをご紹介!

耐震リフォームが京都の住まいに特に重要な理由

京都の住まいでは、耐震性の向上が最優先の災害対策となります。
京都は多くの活断層が存在する地域で、南海トラフ地震の影響も予想されています。特に山科区周辺は花折断層帯に近く、地震リスクが高い地域として注目されています。また、京都には伝統的な木造建築が多く、「趣のある古い家」が現在の耐震基準を満たしていないケースが少なくありません。
京都には旧耐震基準(昭和 56 年以前)で建てられた古い木造建築も多く、その多くは現在の耐震基準を満たしていない可能性があります。耐震性の不足は、地震時に建物の倒壊リスクを高めるため、早めの対策が重要となってきます。実際に、弊社が以前に山科区で手がけた築 45 年の住宅では、耐震診断で評点 0.6(倒壊の可能性が高いと判断される数値)という結果が出ました。
耐震改修事例(山科区・築45年住宅)

  • 改修前評点:0.6(倒壊の可能性が高い)
  • 改修後評点:1.2(安全とみなされる)
  • 工期:約1週間
  • 総工事費:180万円
  • 京都市補助金:90万円
  • 実質負担額:90万円
耐震診断から改修完了までのフロー図
補助金申請 完了検査 改修計画 必要な改修を計画する。 耐震改修プロセス 耐震診断 構造の耐震能力を評価す る。 プロジェクトの開始を議論 するために専門家と会う。 改修が基準を満たしている ことを確認する。 現地調査 構造的完全性を評価するた めにサイトを検査する。 計画された改修を行う。 初回相談 工事実施 改修のための資金を申請す る。

しかし、筋交いの追加や耐震金物の設置といった改修工事を行うことで、評点を 1.2(安全とみなされる数値)まで向上させることに成功しています。この工事では約 1 週間の工期と 180 万円の費用がかかりましたが、京都市の補助金 90 万円を活用することで、お客様の実質負担額を 90 万円に抑えることができました。

これはあくまで一例ですが、住宅の築年数や構造、既存の劣化状況によって、必要な工事内容や費用、工期は大きく変動します。まずは「住宅の健康診断」として耐震診断を受け、ご自宅の現状を正確に把握することから始めてみませんか?


京都特有の気候に対応した水害対策リフォーム

京都の住まいでは、豪雨による水害対策も重要な災害対策の一つです。
山科区は盆地の東側に位置し、雨水が集まりやすい「雨の集合地点」のような地形特性があります。もともと京都は鴨川や桂川の氾濫リスクに加え、下水道の処理能力を超えた内水氾濫っという深刻な問題を抱えている上に、古い住宅街では排水設備の老朽化により、思わぬ浸水被害を受ける可能性があります。

京都市の防災マップによると、1 時間 50mm 以上の雨で山科区の一部地域は浸水深 1〜2m に達する可能性があります。効果的な対策としては止水板の設置や床下の防湿・排水対策などがあります。
水害対策メニュー 価格帯 設置時間 効果
止水板(アルミ製・高さ50-80cm) 3-8万円/枚 約10分 玄関・勝手口の浸水防止
床下排水ポンプシステム 15-30万円 1日施工 床下浸水の強制排水
防水シート施工 5-15万円 半日施工 基礎部分の浸水防止
止水板は高さ 50〜80cm のアルミ製で、価格は 1 枚 3〜8 万円程度です。設置時間はわずか約 10 分の「簡単設置」で、普段は収納もしておけます。床下排水ポンプ(15〜30 万円程度)も心強い味方です。実際に弊社で施工したお客様には、昨年の豪雨時も「おかげで一滴の浸水もありませんでした!」と嬉しいお言葉もいただけました。
豪雨と住宅の排水対策


停電対策で災害時の生活基盤を確保する方法

災害時の停電に備えた電力確保システムの導入が、現代の災害対策リフォームの新しい常識となっています。
停電は照明が使えなくなるだけでなく、冷蔵庫内の食品腐敗、情報収集手段の喪失、空調停止による健康被害など、生活全般に「これは困った!」という影響を与えます。特に高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、停電時の電力確保は安全に直結する重要な問題ではないでしょうか。
太陽光発電+蓄電池システム構成図
システム構成 太陽光パネル 4-5kW パワーコンディショナー 蓄電池 5-10kWh 分電盤 住宅内電気設備 停電時供給可能機器 冷蔵庫 照明 テレビ スマホ充電 エアコン(部分) ※ 停電時は蓄電池の容量と消費電力により使用可能時間が変動します エアコンは部分的な運転となる場合があります
国の統計によると、大規模災害時の停電復旧には平均 3〜7 日間を要します。そこで注目の太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせ、「電力の自給自足システム」を実現してみませんか。
太陽光発電+蓄電池システムの経済効果

  • 太陽光パネル4-5kW:150-200万円
  • 蓄電池5-10kWh:80-150万円
  • 停電時供給期間:3-5日間
  • 月額電気代削減:8,000-15,000円
  • CO2削減効果:年間約2.5トン
停電時の電力使用量シミュレーショングラフ
1日の電力使用量内訳(8-12kWh) 約10kWh/日 冷蔵庫 (40%) 照明 (20%) テレビ・通信 (15%) その他 (25%) 機器別消費量の詳細 冷蔵庫: 4.0kWh (40%) 最大の消費機器 照明: 2.0kWh (20%) 必要最小限の照明 テレビ・通信: 1.5kWh (15%) 情報収集・連絡手段 その他: 2.5kWh (25%) 蓄電池残量推移 100% 1日目 60% 2日目 20% 3日目 ※ 実際の消費量は使用環境や機器によって変動します
一般的な住宅では、4〜5kW の太陽光パネル(150〜200 万円)と5〜10kWh の蓄電池(80〜150 万円)の組み合わせが推奨されています。あくまでも一例ではありますが、停電時でも冷蔵庫、照明、テレビ、スマートフォンの充電など基本的な電力を 3〜5 日分確保でき、平常時の電気代削減効果は月額 8,000〜15,000 円程度にもなり、家計にも優しい仕組みであると言えるでしょう。


室内の安全性を高める防災インテリアの工夫

家具の転倒防止対策は、地震時の負傷リスクを大幅に軽減する重要な室内防災対策です。
消防庁の統計によると、地震による負傷の約 30〜50%は家具の転倒や落下物が原因とされています。特に京都の住宅に多い和室では、重い箪笥や食器棚が「意外な凶器」に変身してしまう危険性があり、深刻な事故につながる可能性があります。
地震時の負傷原因割合(円グラフ)
8% その他 12% 転倒 45% 家具転倒 15% 建物倒壊 20% ガラス破片
家具固定の効果的な方法

  • L字金具による壁固定(タンス・食器棚)
  • 突っ張り棒による天井固定(本棚・冷蔵庫)
  • 飛散防止フィルム(食器棚のガラス扉)
  • 重心を下げる収納レイアウト
  • 避難経路確保の家具配置
L 字金具突っ張り棒を使った家具固定は効果的な対策です。弊社では「畳の上でもしっかり固定」できる特殊な家具固定具をご提案しています。食器棚には飛散防止フィルムを貼り、重いものは下段に収納する「重心を下げる作戦」も有効です。非常用品は各部屋に分散配置し、避難経路を塞がないような収納計画も大切ですね。


京都市の補助金制度を活用した賢いリフォーム計画

京都市では災害対策リフォームに対する充実した補助金制度があり、これらを活用することで費用負担を大幅に軽減できます。
災害対策リフォームは費用が高額になりがちですが、京都市では「心強い補助金制度」が用意されています。これらを活用すれば、自己負担を抑えながら効果的な災害対策を実施できます。
補助金制度名 補助額上限 補助率 申請期間
木造住宅耐震改修助成事業 90万円 工事費の1/2 4月〜12月
住宅用太陽光発電システム設置補助金 20万円 2万円/kW 年間通じて
家庭用蓄電システム設置補助金 15万円 1.5万円/kWh 年間通じて
住宅省エネ2025キャンペーン 50万円 工事費の1/3 3月〜11月
補助金活用による費用削減シミュレーション(棒グラフ)
金額(万円) 500 400 300 200 100 0 180万円 補助金90万 負担90万 耐震改修 300万円 補助35万 負担265万 太陽光+蓄電池 500万円 補助金175万 負担325万 総合リフォーム
京都市では木造住宅耐震改修助成事業として最大 90 万円、住宅用太陽光発電システム設置補助金家庭用蓄電システム設置補助金なども用意されています。令和 7 年度からは住宅省エネ 2025 キャンペーンなどの国の制度も始まっています。

弊社では最適な補助金制度の活用方法をご提案し、「面倒な申請手続きもお任せください」というサポートも行っています。お客様からは「こんなにお得にできるなんて知らなかった!」というお声をよくいただきます。

補助金制度を賢く活用することで、災害対策リフォームをより身近で実現しやすいものにできるのです。

まとめ:京都の住まいで始める安心の災害対策

今回ご紹介した災害対策リフォームのポイントを押さえることで、京都特有の災害リスクに備えた安全で快適な住まいづくりが実現できますね。耐震性の向上、水害対策、停電対策、そして室内の安全性確保まで、包括的な対策を講じることで、日常の不安が安心感に変わります。
レジリエンスリフォームの5つのポイント

  • 耐震性の向上:旧耐震基準住宅の構造補強
  • 水害対策:止水板設置と排水システム強化
  • 停電対策:太陽光発電+蓄電池システム導入
  • 室内安全:家具固定と防災インテリア
  • 補助金活用:京都市・国の支援制度の最大活用
まずは無料の耐震診断から始めてみませんか? 弊社では無料耐震診断を実施しており、お客様の住まいの現状を正確に把握することから災害対策をスタートしております。診断結果に基づいて、優先順位をつけた「我が家専用の防災計画」をご提案いたします。

何より大切なのは、「災害はいつか来るもの」として、今から楽しく(?)備えを始めることです。補助金制度も活用しながら、段階的に対策を進めていけば、無理なく災害に強い住まいを手に入れることもできます。

災害対策リフォームについてご相談やお悩みがございましたら、ぜひお気軽に株式会社 RIzaim までお問い合わせください。京都市山科区を中心に、お客様の大切な住まいと家族を守るためのリフォームを、豊富な実績と確かな技術でサポートいたします。無料相談・無料お見積りも承っておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
災害に強い安心できる住まい

リフォームのご相談は株式会社RIzaim(リザイム)へ

株式会社RIzaimも、京都市山科区の地域に根ざしたリフォーム会社として、皆様が安心して快適に暮らせる住まいづくりを応援しています。補助金活用に関するご相談も承っておりますので、お気軽にお声がけください。

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