京都でも増える悪質な訪問リフォーム営業、正しい対応方法は?

京都でも増える悪質な訪問リフォーム営業、正しい対応方法は?

皆様、こんにちは。京都市山科区の総合リフォーム会社、株式会社RIzaimです。もうすぐ梅雨の鬱陶しさが憂鬱に感じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

夏から秋にかけては「台風シーズンに備えて」と住宅の点検やリフォームの訪問営業が増える季節です。今回は訪問営業に関する基礎知識と、適切に対応するためのポイントをご紹介します。

この記事でわかること
  • 訪問リフォーム営業の見極め方
  • 要注意な営業トークとその対処法
  • 信頼できる業者の見分け方
  • 訪問営業を受けた際の具体的な対応
  • 契約後でも守られる消費者の権利

訪問リフォーム営業の見極め方

玄関先で対応している様子

訪問リフォーム営業には誠実な業者のふりをして悪質な業者が紛れ込んでいるため、どんな業者なのか慎重に見極める目を持つことが重要になってきます。

訪問販売に関する相談は全国的に多く寄せられており、特に高齢者を中心とした「点検商法」による被害がよく報告されています。点検商法とは、無料点検を装いながら実際には存在しない問題を指摘し、不必要な工事を契約させる手法です。一方で地域密着型の業者による誠実な営業もあるため、なかなか事を難しくしています。
よくある被害事例
例えば「近所で工事をしている者ですが」と声をかけるケースは、実際に近隣で工事をしている場合は正当な営業活動かもしれませんが、そうでない場合は信頼を得るための虚偽の説明でしかありません。国民生活センターには「突然来訪した業者に今にも自宅の屋根瓦が落ちそうだと言われ、高額な工事契約をした」という相談が数多く寄せられています。
そのため、訪問リフォーム営業に対しては信頼できる業者かどうかを見極める目を持ち、慎重に判断することが大切になってきます。

要注意な営業トークとその対処法

訪問営業の中には、特に注意すべき営業トークとその対応方法があります。

悪質な業者は巧妙な言葉を用いて信頼を得ようとします。「今だけの特別価格!」と称して実際には通常価格よりも高い金額で契約させたり、「このままでは雨漏りしますよ」と不必要に不安をあおったりする手口が確認されています。こうした言葉に気付くことで、不要な契約を未然に防ぐことができます。
要注意な営業トーク
  • 「今だけ特別価格です」
  • 「このままでは危険です」
  • 「明日までにお返事いただかないと…」
  • 「近所で工事をしているので格安でできます」
  • 「実はもう資材を発注してしまいました」
効果的な対処法
  • 「家族と相談してから決めます」
  • 「複数の見積もりを取ってから検討します」
  • 「今日は資料だけいただきます」
  • 「他の業者にも見てもらいます」
  • 「急な決断はできません」
警視庁の発表によると悪質業者が屋根に登った後、「このままでは危険」「板金が風で飛ばされて通行人にあたると大変なことになる」などと言って、その場で契約を迫るケースが報告されています。こうした状況では、「一度家族に相談したい」「別の業者にも見てもらいたい」と伝え、その場での決断を避けることが効果的です。

訪問営業で「今だけ」「緊急」といった言葉で急かされたり、過度に不安をあおられたりした場合は特に注意が必要で、冷静な判断を心がけることが重要となります。

信頼できる業者の見分け方

リフォーム打ち合わせの様子

安心してリフォームを依頼できる信頼性の高い業者には、共通する特徴があります。

リフォーム業者は数多く存在しますが、その中から信頼できる業者を選ぶことで適正価格での質の高い工事が期待できます。特に国土交通省の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」に登録された団体に所属している業者は、一定の審査基準をクリアしているためとても参考になります。

信頼できる業者の特徴
  1. 会社名や担当者名を明確に示す
  2. 建設業許可や建築士資格などの必要な資格を保有している
  3. リフォーム瑕疵保険に加入している
  4. 見積書に工事内容や使用材料、費用の内訳を詳細に記載する
  5. 急かさず十分な検討時間を与える
実際に確認する際は、これらの点を業者に質問してみるとよいでしょう。

このように明確な身分証明や適切な資格、詳細な見積りなどを確認することで信頼できるリフォーム業者を見分けることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

訪問営業を受けた際の具体的な対応

訪問営業を受けた際は冷静に対応し、その場での判断をできるだけ避けてください。

リフォームは住まいと家計に関わる重要な決断。焦って判断すると、後から「必要のなかった工事だった」「相場より高額だった」などの後悔につながる可能性があります。複数の業者から見積りを取ることで適正価格が見えてきますし、信頼できる第三者に相談することも有効です。

リフォームの意思決定サイクル 業者から見積り を集める 情報に基づいた 決定を下す 見積りを比較す 信頼できるアド バイスを求める

訪問を受けた際は、まずドアを開ける前にインターフォンやドアスコープで相手を確認し、身分証明書の提示を求めましょう。提案を受ける場合でも「検討させてください」と伝え、資料を受け取るにとどめるのが安全です。特に「屋根に登らせる」ことには慎重になりましょう。消費者庁のアドバイスでも「突然訪問してきた業者を屋根に登らせないことが重要」と注意喚起されています。
訪問者の確認
まずドアを開ける前にインターフォンやドアスコープで相手を確認し、身分証明書の提示を求めましょう。
資料のみ受け取る
提案を受ける場合でも「検討させてください」と伝え、資料を受け取るにとどめるのが安全です。
屋根点検には注意
特に「屋根に登らせる」ことには慎重になりましょう。消費者庁のアドバイスでも「突然訪問してきた業者を屋根に登らせないことが重要」と注意喚起されています。
複数見積りの取得
一社だけでなく、必ず複数の業者から見積もりを取り、相場を把握しましょう。
訪問営業を受けた際は、その場で決めず、冷静に情報を集め、必要に応じて信頼できる第三者に相談することが、賢明な対応といえます。

契約後でも守られる消費者の権利

クーリングオフ

訪問販売でリフォーム契約をしてしまった場合でも、「クーリングオフ」という消費者保護制度があります。

訪問販売は不意打ち性が高く冷静な判断が難しいことから、特定商取引法で消費者を保護する仕組みが設けられています。契約書面を受け取った日から原則8日間以内であれば、無条件で契約解除(クーリングオフ)が可能です。この制度を知っておくことで、後から冷静に判断し直す機会が得られます!
クーリングオフの手続き
クーリングオフは書面または電子メール等で通知する必要があり、電話だけでの申し出は無効です。また、事業者がクーリングオフできないと言ったり脅したりして権利行使を妨害した場合は、8日間が過ぎてもクーリングオフできる場合があります。トラブルが発生した場合は、消費者ホットライン(188)や住まいるダイヤル(0570-016-100)などの専門相談窓口を利用することもできます。
このように訪問販売によるリフォーム契約後でも、クーリングオフ制度によって消費者の権利は守られているため、この制度を正しく理解し活用することが重要です。

まとめ:安心・安全なリフォームのために

今回ご紹介した訪問リフォーム営業の基礎知識と対応方法が、皆様の住まいを守るための参考になれば幸いです。訪問営業や無料点検がすべて悪質というわけではありませんが、見極める目を持つことが大切なのではないでしょうか。

リフォームは住まいの価値と快適性を高める大切な投資です。「この工事は本当に必要なのか」「価格は適正か」など、判断に迷ったときは一度立ち止まって考える時間を持ってください。地域の信頼できるリフォーム会社に相談してみるのも一つの方法ですよ!

ご自宅への突然の訪問営業で不安を感じた時は、ぜひ私たちにご相談ください。株式会社RIzaimでは、お客様の住まいに関するあらゆるお悩みやご質問に丁寧にお答えしております。安心してお気軽にお問い合わせください。
リフォームのご相談は株式会社RIzaim(リザイム)へ

梅雨対策を含めた快適な住空間づくりをお考えなら、地域密着型の総合リフォーム会社である私たち株式会社RIzaimにお任せください。お客様のライフスタイルに合わせた最適なご提案をいたします。

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